大根の栄養を高める食べ方は?加熱後のものには栄養がない?
秋、冬が旬の野菜、大根。
お鍋にいれても、おでんに入れても美味しいですよね。
私はおもちに大根おろしをかけるからみもちが大好きです。
ところで、お野菜は加熱すると栄養が減るといいますよね。
大根もそうなのでしょうか。
今回は、大根の加熱後の栄養や、効果的な大根の食べ方についてご紹介いたします。
大根の栄養について
大根には、そもそも一体どんな栄養が含まれているのでしょうか。
大根の栄養として代表的なのがビタミンCです。
ビタミンCは、抗酸化効果があり、お肌にハリと弾力を与えてくれます。
そのほか、消化を助けるジアスターゼ、燃焼効果やがん抑制効果があるイソチオシアネートも含んでいますね。
また、葉の部分にはβカロテンやビタミンK、葉酸、カルシウム、鉄分といった豊富なビタミンやミネラルも含んでいます。
このように、大根はかなり栄養豊富な食べ物であることが分かりますね。
大根は加熱すると栄養が減る?
大根を食べるときは、皆さんはどんな食べ方をしますか?
おでんやおなべ、ふろふき大根と、大根は加熱して食べることが多いのではないでしょうか。
そんな時に気になるのが、加熱したときの栄養の量です。
大根に含まれる、ビタミンCやイソチオシアネートといった栄養素は熱に弱いという特徴を持っています。
また、ジアスターゼは酵素なので、50度を超えると効果を失ってしまいます。
そのため、大根の栄養は熱を加えると完全になくなりはしないものの、減ってしまいます。
では、大根の栄養を効果的に摂るためには、どのようにして食べるとよいのでしょうか。
大根の栄養を効果的にとれる食べ方は?
大根の栄養を効果的に摂るためには、生で食べることがおすすめです。
そうすることで、ビタミンCやジアスターゼといった熱に弱い栄養や酵素を失わずに摂ることができます。
また、がん予防効果や抗酸化作用、代謝を高め脂肪をつきにくくする効果があるイソチオシアネートは、切ったりすりおろしたりして細胞を壊すことではじめて効果を発揮するものです。
そのため、生ですりおろして食べる大根おろしで食べることが、イソチオシアネートをより効果的にとる方法になりますね。
栄養を効果的にとれる大根を使った料理は?
大根の栄養を効果的に摂るためには、生で食べることが良いということがわかりましたね。
では、実際にどんな料理にして食べるとよいのでしょうか。
例えば、オススメのレシピはこちらです。
千切りにした大根ときゅうりとツナ缶を、マヨネーズとポン酢、黒胡椒とすりごまで合えるだけの簡単なサラダですね。
千切りにしているので、表面の細胞を壊してイソチオシアネートを活性化することもできています。
そのため、ビタミンCやジアスターゼと共に、イソチオシアネートの効果・効能も効果的に得ることができますね。
また、大根おろしはこの季節に美味しいさんまにもよく合いますよね。
さんまに添えるときにも、こんな可愛い添え方があるんですよ。
イソチオシアネートは揮発性なので、時間がたつとその量が減ってしまいます。
そのため、食べる直前にすりおろして添えてくださいね。
まとめ
今回は、大根を加熱したときの栄養と、効果的に大根の栄養を摂ることができる食べ方をご紹介しましたがいかがでしたか?
大根に含まれるイソチオシアネートには、代謝を高めて脂肪をつきにくくしてくれる効果があります。
そのため、ダイエットにも効果的ですね。
カロリーも100gあたり18kcalと、レタスとあまり変わりません。
そのため是非食卓に加えて、ついつい体重が増えがちな冬を乗り切りましょう!